ロンドン旅のお金のこと
海外観劇される方たちの旅費まとめが楽しそうだったので、やってみたいなと思っていたこれ。
たくさんの演目を観る訳でもなく、美味しい食事もなく、お洒落な買い物や素敵な観光も特にない偏った旅の記録が一つくらいあってもいいかな〜ということで。
■期間:2016年3月16日(水)〜2016年3月21日(日)
■目的地:イギリス ロンドン
■目的:ミュージカル「ビリー・エリオット」観劇
■20代女性一人
■お金なし
このような感じです。
ちまちました詳細を省いて先に合計金額を書いてしまうと、約¥265,512!です。安い!ちなみに前回2015年9月の旅費合計金額は約¥343,385!です。高い!
前回の詳細はありませんが、5連休に合わせたため航空券(直行便でない)だけで約¥190,000という破格のお値段。これにホテル約¥63,000だけで2016年3月の旅費くらいになってしまう…
2015年9月は£1が約¥200だったのに対し、2016年3月は約¥165だったことも大きいかな。
前回の旅行から約半年しか経っておらず、無理やり詰め込んだ旅行だったのでどれだけお金を節約するかで結構悩みました。
以下はクレジットカード利用したものを中心に詳細を手元のメモ順で。£で購入したものは大体のレートもメモに残してありました。
■往復航空券 ¥122,730
往路:KLMオランダ航空 アムステルダム スキポール空港乗り継ぎ
航空券の予約は発着時間・価格を優先して探します。この時期だと直行便も意外と安かったですが今回は断念。直行便は時間を有効活用できそうで憧れます。次は乗りたいな〜。
■ミュージカル「ビリー・エリオット」チケット
・GRAND CIRCLE E20 £39.5 (約¥7,189)(£1=¥182)
・STALLS H20 £99.5 (約¥18,109)(£1=¥182)
・STALLS B23 £22 (約¥3,815)(£1=¥173.4)
・STALLS P5 £72 (約¥12,053)(£1=¥167.4)
上から予約した順ですが、少し時期が違うだけでこの£価格!今回は席を選びたかったので4公演全て日本からネットで事前に購入しました。座席や価格を選んで購入できることが嬉しい!格安でチケットを購入できるサイトもありますが、まだチャレンジしたことはありません。ビリー・エリオットのチケットしかとったことないし。
券面までVictoria Palace Theatreでかわいい!
■Wi-Fiレンタル ¥4,926
事前に早割を利用してネット予約。前日に宅配で自宅に届いて、帰国翌日までに郵送で返却。Wi-Fiは絶対に必須!GoogleマップとCitymapperアプリさえあれば徒歩もバスも電車も困りません。空港に到着して電源を入れればすぐに使える便利さ優先です。
■ホテル £315 (約¥52,467)(£1=¥167)
Victoria駅から徒歩約10分のホテルをこちらも事前にネット予約。支払いは現地でクレジットカードにて。キャンセル料が無料だったこのホテルを予約したことから始まった今回の旅計画。シャワー付のシングルルームで朝食も付いています。床はスーツケースを広げたらいっぱいになる面積。無料Wi-Fiもついていて嬉しいけれど水回りが駄目でした。どうせ安くないお金を払うんだからと思ってシャワー付シングルルームを予約しましたが、ここを我慢できたらもう少し節約できますよね…私には無理そうかな。
■現金 £120 (約¥21,208)(£1=¥173.4)
換金した時はポンドがもっと安くなるなんて想像出来なかった……これでも前回旅行時より20円以上安かったのに。カード支払いの方がレートがいいと聞くのですが、小さい買い物でカード出すのが嫌なので現金は多めに換金します。スーパーや軽食、お土産などの買い物はほとんど現金支払いで全額使い切りました。個人的には手元のお金でやりくりする方が使い過ぎを予防できていいかも。それにプラス、メインのカード会社とは別のカード会社のクレジットカードを作りました。
■日本での空港往復バス ¥4,000
空港遠い。
■海外保険 ¥3,160
個人で手配する旅行は楽しいけれど、何か起こった時に誰もかわりに責任をとってくれないので念のため。航空券を予約した旅行会社の安いやつです。
■往路KLMの座席グレードアップ ¥1,020
アムステルダム–ヒースロー間の座席を前方の足元が少し広い座席に変更。チェックイン時のお知らせで本当になんとなく。足元の広さより、降りるのに順番待ちで並ばなくてもいいのが嬉しかった。
■ミュージカル「キンキーブーツ」チケット
・DRESS CIRCLE J23 £46.5 (約¥7,645)(£1=¥164.4)
当日Box Officeにて開演直前に購入。座席は劇場の方が選んでくれた二階席の真ん中あたりでとても観やすかったです。座席位置は梅田芸術劇場だと二階ギリギリS席くらいの感じだったのですごく安い。木曜日のためか、二階席には余裕がありました。
■HMV DVD 二枚 £12.98 (約¥2,134)(£1=¥164.4)
購入したのは映画「パディントン」ともう一枚。パディントンは日本で1月に公開されたばかりでDVDの発売がまだまだだったので待ちきれず!日本でもよくある2枚でいくらとかのやつです。
■Heathrow Express £22 (約¥3,617)(£1=¥164.4)
ヒースロー空港第4ターミナル駅までのスタンダード座席?です。電車のホーム近くにある券売機でクレジットカードが使えます。制服のコートが素敵なスタッフの方にターミナル4まで行きたいと伝えると、タッチパネルのどこを押せばいいか丁寧に教えてくれました。
車内は自由席で、車掌さんがチケットの確認に来てぐしゃぐしゃっとサインらしきものを書かれる。
■ヒースロー空港での朝食 £8.75 (約¥1,439)(£1=¥164.4)
こちら。写真ではわかりづらいかもしれませんが、ボリュームがあって満足でした。ヨーグルトをつけたところが個人的に贅沢。
以上。
お土産やその日の食事、交通費を含む現金で支払ったものの明細はありません。
ちなみにオイスターカードは£10ほど残額があったので少しだけ現金でチャージしました。現金チャージ可能な券売機なら、使いにくい小銭もオイスターカードにチャージ出来るのが嬉しいです。
他にもスーツケースを新調したりと準備で色々購入したので、実際の金額はもうちょっとかかってる。でも計算してみたらもう少し現地で贅沢してもよかったかな〜という感じ。
一般的にこの金額が安いのか高いのかはわかりませんが、 日本国内でも全通や地方から複数公演観劇しようとすればこれくらいかかりそうですしこんなものかなと。二回の渡英で「ビリー・エリオット」たった7回(+「キンキーブーツ」1回)です。もっとたくさん観られる方法があったのかも知れませんが、興味がなかったところからの海外観劇だったので頑張れたと思いたい……
最終的に適当でめんどくさがりな私でもできたよー!というがんばり自慢でした。みんなも海外観劇しよう!!
2016年ロンドン旅(8)ロンドン出発と帰国
ソワレを観劇してホテルに戻ってきました。
幸せな気持ちで荷物整理をしながら、明日朝の電車時刻を調べてびっくり!始発が思っていたよりも遅く、地下鉄では飛行機に間に合わない。休日の始発が遅いのは日本もロンドンも一緒かぁ。
慌てて調べたところ別の方法で空港まで行けるルートを見つけたけれど、予定よりも早い時間の出発に。ゆっくり寝る時間も早起きする自信もなかったので、友人とLINE電話で話したりして時間を潰しました。ホテルの無料Wi-Fiのおかげ!
ただでさえ空港までちゃんと行けるか不安なのに、ロンドン10月の朝は暗くてもっと不安になってくる。ホテルを出る時間までにもう少し明るくなるかなぁ。と不安な気持ちをさらに掻き立てるようなサイレンの音や人の叫び声まで…!ホテルが多いエリアのためか、スーツケースを引くような音も聞こえた。夜よりよっぽど怖い……
少し明るくなってきたところで、居ても立っても居られずホテルを早めにチェックアウト。まずはVictoria駅近くのバス停に向かいますが、ここは問題なくクリア。なんならこの時になって近道を見つけた。思ったより早くバス停に着いたので、最後にもう一度眺めておこうかなとスーツケースを引いてあそこへ行きます。
Victoria Palace Theater 朝6時頃の様子。
いつまで眺めていても飽きない大好きな劇場をきちんと見納めできてよかった。寂しいけれど悔いはありません。
ここからまずはPaddington駅行きのバスに乗車。同じような行程なのかスーツケースを持った人もいました。目的地までもう少しだな〜と下を向いて乗り換え時刻をスマホで確認していたらいきなりバスの電気が消されて、気付くと周りに自分以外の乗客もいない!まだPaddington駅じゃないのに?!とキョロキョロしていたらバスの運転手さんに降りてって怒られてしまいました。Paddington駅は?と聞くとここから少し歩いて曲がったところとのこと。駅前まで行くバスだと思っていたのに。
それにしても前日Paddingtonに来ていてよかったー!焦ることなく駅に到着しました。ここから次はHeathrow Expressで空港まで向かいます。乗れば着く電車。切符は素敵なコートを着たスタッフさんに教わりながら券売機で購入。
私が利用するヒースロー空港第4ターミナルには乗り換えが必要なので乗り換えて……ヒースロー空港に着いたー!!!あまりに不安で早く出すぎたのでとても早く到着したけれど遅刻より全然いい。
インターネットからチェックイン済みなので、さっさと荷物を預けてゆっくり朝ご飯の時間。
マグカップがスープボウルくらい大きい。
飛行機がいつものように遅れていたので時間を持て余しながらも無事に搭乗。さようなら〜。
今回の乗り継ぎはパリのシャルルドゴール空港です。ターミナルの移動には電車を使うタイプ。到着が遅れていたけれど、パリ発飛行機の搭乗がさらに遅れていたので問題ありません。
やっと搭乗して座席に着いたら一組のカップルに座席を代わってほしいと頼まれました。
前回の旅行でも同じお願いをされたけれど、複数人で予約しても隣同士にならないの面倒だろうなぁ。勝手に座席を代わって、もし飛行機が墜落して死んだら元の座席に私の死体がなくて…と考えてしまうので、客室乗務員さんに確認してからしか代わってあげられない私。
目の前に座席がない、足が伸ばせて開放感のある座席で、風邪による咳に苦しみながらミニオンズを2回(字幕・吹替)観る。風邪で少し辛かったけれど、機内食が今までで一番おいしかった!エールフランス!
ボーッとしているうちに、無事に日本に帰国しました。行って、ビリー・エリオットを観て、帰ってくる。最低限だけど、きちんと達成して帰って来ることができた!
Victoria Palace Theatreで上演されていたビリー・エリオットはもう終わってしまいましたが、UKツアーは今も続いています。行きたくなったら行けばいい。と思えるようになったことは収穫。それに他の舞台ももっと観てみたい!
個人で手配して一人で行く海外旅行は不安もあるけど、自分が生まれ育った国ではないというだけで急な予定変更も、何駅分も歩く長い散歩も、観劇も、ちょっとした冒険になってしまう。そんな経験をするきっかけをくれたビリー・エリオットに感謝。ずっと大好きなミュージカルです。また次も必ず。
2016年ロンドン旅(7)最後のVictoria Palace Theatre
マチネ終わり。
ゆっくりいろいろ見て回れるのも最後。
買うのを後回しにしたお土産を買ったりして過ごしました。そういえばVictoria駅構内に映画「アーロと少年」のアーロのお家が再現されていて子供達が周りで遊んでいた。写真はない。
ちゃんと時間に余裕を持って劇場に入ります。
最後のビリーはThomas Hazelbyくん!
Thomasくんは前回の旅行でも一度だけ観たことがあってあれから半年…どんな風になっているんだろう〜?
座席は今回が一番良い席で、初めて観劇した席のお隣。前回と同じ席は二席でしかとれなかった…一人に優しくないシステム。
半年ぶりのThomasくんはモチっとしていた印象がなくなりスラッとして、素人にもわかるくらいバレエが上手になってる!前回観た時にも思ったけれど、ずっと楽しそうで笑顔が多いし演技も全体的に大きい感じ。私が考えるビリーとは少し違うけれど、それはそれでかわいいな〜。オーディション前にウィルキンソン先生に抱きつくところで先生をグッと持ち上げたりして遊ぶ場面も。
そして物語の終盤、オーディションの合格通知を開封するドキドキの場面!ですが、舞台中央に現れるはずのビリーの部屋が出てこない……ビリーの手元にある合格通知をみんなで少し見つめた後、ダッドの合図でみんなが舞台袖にはけちゃった…
噂では聞いたことのある舞台装置トラブルがここにきてまさか自分の身に!!マネージャーの人が舞台上で説明しているのを、あの人SNSで見かけたことあるなぁと思いながらぼんやり聞いていた。
少しの中断を挟んで無事に再開!ある意味面白い体験だったけど、集中が途切れてしまったのはやっぱり残念。最後の公演だったのに…
あと、かわいいことが起こっていたのはこの公演のカーテンコールだったはず。
トニー役のMatthewさんがアンサンブルキャストの?眼鏡を借りてかけていたり、ダッド役のDekaさんがマイケルのニット帽を被って出てきたり!ニット帽を被ったダッドかわいかったよ〜!本当にかわいかった!!
この旅行中、四回の観劇で心に残るマイケルに出会えなかったことが心残り。びっくりするくらい記憶にない。前回の観劇で好きになったNathan Jonesくんのマイケルにいたっては、私がKinky Bootsを観劇した夜にだけ出演していたようで一度も観ることができませんでした。こればっかりは仕方ないんだけれどやっぱり観たかったなぁ。
自分の座っている座席から後ろを振り返るとぐるっと二階席があり、照明がキラキラしている光景がすごく好きだった。帰るのが寂しくて少し長居してしまいました。
ちなみに海外観劇でよく聞くSD(Stage Door)ですが、一度も行ったことがありません。私にとって観たい人と会いたい人は違うかなとも思うし、上手く話せなくてしょんぼりした気持ちで帰りたくないという情けない理由。
開演前までは少しくらい行ってみようかな〜という気持ちがあっても、終演後に幸せな気持ちに満たされてグイグイ歩きたくなってしまうのはなぜ。
観劇後、ホテルに歩いて帰る時間が大好きだったなぁ。あの辺りの道はしっかり覚えました。
最後のVictoria Palace Theatre
休みだって言い出しにくいし、お金だって余裕がある訳じゃないし、一人で不安に思うこともあるけど、やっぱり来てよかった。
2016年ロンドン旅(6)Paddington駅とマチネ
土曜日の朝。
予想以上に早起きしてしまい時間を持て余した結果、早朝に非常食の年明けどん兵衛。その二時間後にホテルの朝食もしっかり頂く。
ホテルに朝食がついていると朝の満足感が全く違ったので、個人的に朝ごはんはあった方が良いです。三日間お世話になったカリカリトースト、ハムサラミ、ヌテラ、バナナ。温かいコーヒーが一番嬉しかったかも。
マチネまでという時間制限もあり、どこへ行くか考えるのも面倒で…とりあえずPaddington駅に行くことに。くまのパディントンがブラウンさん一家と会うあの駅です。
Paddington駅へはバスに乗ればすぐですが、一日目に散々迷って辿り着いたMI6までもう一度行って、そこからバスに乗ることに。
迷わずに到着した!やった!
暖かいコーヒーを購入してバスに乗り込む。この時に初めて二階建てバスの二階先頭に乗ることが出来ました。前回の旅行でも撮影したバスの車窓動画も、二階先頭の席だとまた違った感じで楽しい。一人で遊んでいるうちに目的地に到着。
くまのPaddington駅!
一番端のホームにはパディントンがいます。銅像パディントンくんの写真はない…パディントングッズを売っているお店も駅構内にありました。
駅構内をぶらっとした後は、PaddingtonからVictoriaまで歩く!アプリの道案内だと40分ほど。こんなに時間があるなら歩いてないでポートベローマーケットとか行けばよかったですよね。パディントン巡りとアンティークマーケットは次回に持ち越します。ハイドパークを真っ直ぐ通り抜けたり、横道に入ってみたり。
映画の広告を載せたバスが何種類もあって探すのが楽しい。
お家の壁も道路もレンガ。
寄り道しながら帰ったのでマチネまであまり時間がなく、ホテルに帰れないのでお昼ご飯にしました。
Victoria駅構内は飲食店が沢山あり、テイクアウトして店先で立ったまま食べている人も多い。私も少しだけ真似してベンチでテイクアウトしたミートパイを。
無意識にキョロキョロしていたのかな?不意に視界へ入る見たことある顔……ビリー・エリオットに出演しているアンサンブルの人!スラッと背が高くて、頭一つ飛び抜けていた。前回の旅行の際、終演後の劇場前で見かけたDekaさんを見かけたのに引き続き!今日もよろしくお願いしますの気持ちでそっと見つめておく。
この日のマチネは初めての三階席。あんなところに階段があるなんて知らなかった。赤い扉がカワイイ!
三階席からのビリー・エリオット、とっっても良かったです。特にAngry Danceが最高!
高さのあるビリーの部屋に四方から強い照明が当てられ、それぞれの方向に伸びた影が綺麗に見える。その真ん中に立ち、叫んでタップを踏むビリーの小さい身体に収まりきらない怒りや悲しみ。
私自身ダンスが特に好きという訳でなく演劇やミュージカルの一部という感じだけれど、この感情的なダンスはどの台詞よりも雄弁で大好き。赤い照明に浮かび上がるビリーの姿、本当にいいですよね……
Victoria Palace theaterの三階席は観やすいけど足元が狭い!背筋ぴーんで腰も直角、膝も直角。座席からの移動は少し怖い感じ。
10年もほぼ毎日公演しているのに三階席までほぼ満員ってすごいなぁ。クローズが決まっているからかもしれませんが。見切れの最前席と三階席の安いチケットで通えるイギリスのオタクが本当に本当に羨ましい。休憩の時に外に出てみたら、共演者との写真をよくインスタに載せているオタクを見かけた。変な感じ。
少し古い感じのする劇場が素敵だなぁ。
私がこの劇場でビリー・エリオットを観劇出来るのもこの日が最後。次のソワレで本当に本当に最後。嫌だ〜〜〜〜〜〜〜〜
2016年ロンドン旅(5)二回目のBilly Elliot
観光とお買い物もほどほどに、ソワレの時間が近づいてきたので地下鉄でVictoria駅まで戻ります。荷物を置きに一度ホテルへ。
劇場からホテルが近いと観劇前に部屋へ戻れるのがとにかく楽!少し落ち着いて身支度をしてから劇場に向かえるのがすごく良い感じ。一度ホテルに戻ると開演ギリギリの時間になってしまうことはどうにかしなくては。
前回の旅行で宿泊したホテルのお部屋はフロントのない別館にあり、建物の入り口はお部屋のカードキーで開けるようになっていたので誰にも会わずに出入りすることが出来ました。それから比べると、今回のホテルはカードキーを預ける手間がいちいち面倒!
ホテル選びのコツをまた一つ学びました。
Box Officeで予約したチケットを受け取り、キャストボードを確認……
昨年観ることが叶わなかったNat Sweeneyくんのビリー!
Natくんのビリーがすごすぎて初めて観た時くらいドキドキしてる…!あの子いつもあんななの?!
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
今のところベストくらいに良くって明日も観るのに大丈夫?!
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
Natくんのビリー、さいっっっこうでした まだドキドキしてる…!! pic.twitter.com/M76cXnAl3i
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
圧倒的にバレエが美しくて、険しい表情から時折のぞく白い歯を見せた笑顔がめっっちゃキューーート!!歌とか演技は全体的に控えめなのかなと思ったけど、勢いのあるシーンが引き立ってとっても良い!です!!!
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
Electricityでビリーから目が離せないの初めてだった…!今まではビリーを見るダッドの表情とか気になってたのに!ちなみに昨日は最前見切れすぎて半分くらいBrodieくんが視界から消えてたから。
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
ビリーエリオットのこのダンスをくらえ!!!!!みたいな力技なところめっちゃ好きなので、Natくんの説得力ありすぎるダンスが本当に最高で観てて気持ち良かったし震えた…!!
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月18日
Natくんのカーテンコールなんだけど、グランマがチュチュを捲り上げて足を広げた時に横でハァ…みたいなちょっと呆れた?みたいな表情して上を向いたのが新鮮だった!そんな反応考えつかなかったよ〜!
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月20日
劇中は険しい表情が多いNatくんがカーテンコールではいろんな表情見せてくれるのすごくかわいかった☺️☺️
— りん(ver.2) (@7rin_rin_Linda) 2016年3月20日
終演後のツイートが全てです。
しなやかで美しいNatくんのダンス…!このダンスを楽しみにしていたけれど、ダンスよりも個人的にグッときたのは演技の方。
Natくんは他のビリーに比べると笑顔が少ない印象で、映画「リトルダンサー」のビリーに近いような。
カーテンコールのおばあちゃんに少し呆れた仕草を見せるの、どれだけ仲が良くても家族がそんなことをしたらそういう表情をするかもしれない。とすごく自然なことに思えたし、思いつかなかったことが 不思議に思えるくらい!
ただ座席が少し遠かったので見間違いの可能性はあります……
その日の舞台を反芻しながら歩いてホテルに帰る時間がすごく幸せなんですよね。これだから劇場から徒歩圏内のホテルは良い。
本当に来て良かったなぁと思える一公演でした。
2016年ロンドン旅(4)ロケ地とWallace Collection
寝て起きて、金曜日の朝。
この日も朝のカリカリトーストがおいしい。
朝から準備万端でこの日は少しだけ遠出の予定です。
毎朝恒例、Victoria Palace Theatreを少し眺めてからVictoria駅を出発。まず地下鉄を乗り換えてEuston駅へ向かい、そこからオーバーグラウンドの電車にさらに乗り換えます。
ロンドン郊外を走るオーバーグラウンドはロンドン市内を走る地下鉄とほとんど変わりなく、オイスターカードも利用可。
駅が広い!
Euston駅から目的地のSouth Hampstead駅までは一駅ですが、地下鉄と違い駅と駅の間隔が長く外の風景がガラッと変わって住宅地や工場に。到着したSouth Hampstead駅は改札がありませんでした。何も考えず駅を出たけれど料金はどうなっているのか今でもわかりません……
駅から10分くらい歩いて到着したのはこちら!
http://alexandraandainsworth.org
映画「キングスマン」に出てくるエグジーのお家です。
平日昼間のためか人通りが少なく、犬の散歩をしている人や買い物帰りの人がちらほら。
端っこが見えないくらいずっと奥まで続いている無愛想な建物にすごく引き込まれた。
ぼーっと眺めたりもっとウロウロしたいけれど、興味本位で他人に家を探られるのはあんまりいい気持ちしないかなと思ったので滞在時間もそこそこに退散しました。
パノラマ撮影が下手すぎる一枚。
ここからもと来た道を戻り、次はEuston Square駅に向かいます。駅から出てすぐにある次の目的地はこちら!
(残念写真)
ドラマ「SHERLOCK 」のあのお店と221B。
お昼時だったため、店内は混雑している雰囲気でわざわざ待つ気にもなれずさらっと通り過ぎるだけ。この場所に限らずドラマで見ていた風景が街中に突然現れるのが面白いなぁ。
ここからの移動はバス。
ロンドン市内を走るバスが本当に楽しい!窓の外を眺めたり、ムービー撮影をしてみたり、全く飽きずにずっと乗っていたいくらい!
バスを降りて、Maryleboneのかわいいショッピングエリアを抜けると目的の美術館がありました。
Wallace Collection
http://www.wallacecollection.org/
ここは絵画や甲冑など個人のコレクションが、邸宅まるごとそのまま美術館になっているそう。とってもありがたい入場無料。
馬の甲冑がかっこいい甲冑の部屋。
お部屋ごとにテーマの違うコレクション。
この美術館で一番素敵だなぁと思ったところは、お部屋ごとに色や柄の違った壁紙。椅子に座ってぼうっと雰囲気を楽しむのがお気に入りでした。教科書で見たことのあるフラゴナールの「ぶらんこ」は、他の絵とひとまとめに飾られていて見つけるのに3周ほどぐるぐる。
それぞれのお部屋の窓から見える中庭には、ガラス張りで開放感ある高い天井が気持ちいいカフェ。空間だけでなく、スタッフの方もすごく穏やかな雰囲気で一人でも入りやすいです。
紅茶の種類が選べるこちらのセットで£14
(一つ減ったサンドイッチがわからないよう、巧みに工作された一枚)
あとこちらの美術館はトイレがとっても綺麗です!!洗面台がついた個室は清潔感があり、明るくて広い上に数もそこそこあるので並んでいても比較的すぐに利用できる印象。
展示スペースもカフェも居心地が良く、かなりゆっくり滞在してしまいました。
Wallace Collectionから少し歩くとBond Streetに到着。たくさんの人で賑わうショッピングストリートで少しお買い物。
おもちゃ屋さんで見つけた日本のキング!
ディズニーストアの入り口には動くBB8もいました。
そろそろVictoriaに戻る時間です。
2016年ロンドン旅(3)Billy ElliotとKinky Boots
ホテルでだらっとしてしまったので早歩きで劇場に到着。
インターネットで事前に予約したチケットを引き取るためにBox Officeへ向かうと、名前を聞かれただけでチェックもなしにチケットを渡されました。クレジットカードの確認をされるかと思ったけれど、開演時間ギリギリだと適当なのかな?
1回目は最前見切席!一度最前に座ってみたかったのでワクワク。
初めての最前席は目線より少し上がちょうどキャストの足元で、舞台半分より奥がほぼ見えない…下手のドアから登場したビリーに至っては姿が全く見えない!!
この日のビリーはBrodie Donougherくんです!
演技・ダンス・歌、どれも安定しているしすごく余裕がありそうでお顔もカワイイ。Electricityでは壁を使ったバク宙をする子。縄跳びでは交差飛びまで!
それにしても近い〜!!最前席下手端で観るExpressing Yourselfは最高です。出ハケに使われている階段も近いので面白くてついついキャストを目で追ってしまう。
Dekaさんが本当にかっこ悪くてかっこいい……
あと前回の観劇では一度も観られなかった、Ruthieさん!!歌に迫力があってチャーミングで、私が観たかったウィルインソン先生そのもの。Ruthieさんが観られなかったことが心残りだったので本当に嬉しい。
この日はトニーを演じるMatthew Seadon-Youngさんとも初めまして。写真を見てハンサムな人だな〜と思っていたけど、舞台でもハンサム。炭鉱夫の中に混ざるとツルッと白くてまるでゆで卵。
最前席は迫力もあるし細かい表情だったり遊んでいるところが見えて楽しいけれど、ステージ奥が半分ほど見切れるのはなかなかもどかしい。複数回の内の一回ならいいかなぁ。何回観ても毎回違うし、全然飽きずに楽しい。
そしてビリー・エリオットのマチネ後、ソワレは何を観るか全く決まっていません!
マチネ前にスマホアプリからキンキーブーツのチケットが安く購入できる抽選に申し込んでおきましたが、終演後にチェックすると落選メール。
日本版・BW来日版が控えており、ロンドンではビリー・エリオットで過去にトニーを演じていたKillian Donnellyさんが出演している「キンキーブーツ」にするか、NTLで上映があった「夜中に犬に起こった奇妙な事件」にするか。
またまたホテルに戻って考えていたら時間が!
より短時間で劇場に行くことができる「キンキーブーツ」を観ることに決めて出発。Adelphi Theatreは駅から比較的近く、大通り沿いにあるので迷わずに到着できました。
開場中の劇場に駆け込んでチケットを購入します。カウンターにチケットの価格が表示されていて、どの価格の席にするかを選べばその中から一番良い席を選んでくれる。(と思われる。)
座席は2階席前からも横からもちょうど真ん中あたり。ステージが見切れることもなく、とてもみやすそう!
座席の前にあるオペラグラス有料レンタル。
あらすじの確認のみで挑むのは少し無謀かな?と思ったけれどなんとかなりました。
これぞBWミュージカルといった派手な演出が楽しい!ドラァグクィーンのダイナミックなダンスと華やかな衣装が楽しい!一幕終わりの ベルトコンベアを使った演出なんて楽しいとカワイイの洪水。
ただ、時差ボケと疲労のせいか静かなシーンでは少しウトウト。そんな状態で聴いたKillianさんの高音の伸びがすごく心地よく、頭のてっぺんから魂を抜かれるかと……Killianさんは前日までお休みだったようで、この日が休み明けの一発目!キャスト確認は大事ですね…観られてよかった。
この日の夜は近くでEddie the Eagleのプレミアをやっていたみたい。無理だったんだけど行きたかった…行きたかった…
明日もビリー・エリオットを観られる。
帰って寝ます。